メルカリSHOPS出店と売上アップのコツ

国民的フリマアプリ「メルカリ」。長らく個人間の取引のみを対象としてきましたが、2020年に法人向けの「メルカリSHOPS」がサービス開始しました。ここではメルカリSHOPSの出店方法と、売上アップのコツをご紹介したいと思います。

個人向けとの違い

法人向けのメルカリSHOPSは、個人向けといくつか異なる点が存在します。

1.ひとつの商品で複数の在庫が持てる

一般のメルカリでは「ひとつの商品は1点だけ」で、1回注文が入ると「売り切れ」となります。
また、服などサイズやカラーなど種類があっても、全て別々に出品する必要があります。

一方でメルカリSHOPSの場合は、在庫を一度に10点など登録できるため、1回注文が入っても「売り切れ」にはなりません。
サイズやカラーなどを設定してそれぞれに在庫を登録することができるので、例えば「ブルーを10点、レッドを5点」などサイズやカラーごとに在庫を設定することも可能となっています。

2.ショップ専用のトップページが作れる

通常のメルカリでは出品者をタップすると、プロフィールと取引評価数、出品一覧が表示されます。
一方でメルカリSHOPSでは「おすすめの商品」など、自分で設定した商品を掲載することができます。

3.CSVファイルなどで一括操作ができる

通常のメルカリでは1点ずつ写真を撮影してコメントなど必要事項を入力、価格を設定して「出品」を繰り返し操作する必要があります。
メルカリSHOPSもサービス開始直後は1点ずつの登録が必要でしたが、最近になってCSVファイルによる一括登録に対応しました。これにより、他モールや自社サイトで出品しているデータを使ってメルカリに大量に出品することが可能になりました。

4.販売手数料が安い

メルカリSHOPSは2022年10月現在、「出品費用無料」「月額利用料無料」となっています。
販売手数料は売れた金額の10%で、普通のメルカリと変わりません。
楽天市場やAmazonなどと比較すると非常に安い手数料となっており、かつ売れなくても月額で固定でかかる費用がありませんので、「とりあえず出店して、商品だけ並べて様子を見る」ことができます。

ECサイト月額利用料販売手数料
amazon.co.jp4,900円8〜15%
楽天市場19,500円〜〜8%
Yahoo!ショッピング0円3.5%〜
メルカリSHOPS0円10%

※楽天市場はPC/スマホで手数料が異なる他、ポイントやアフィリエイト経由など販売手数料の計算は非常に複雑なため、上記ではスマホ+ポイント1%・非アフィ経由で計算しています。
※Yahoo!ショッピングはポイント原資の比率によって表示順位など影響が大きく変わります。またアフィリエイト経由では別途手数料が発生します。

使えない機能も

一方で個人向けには提供されていても、法人向けには提供されていない機能も存在します。

1.バーコードスキャン

バーコードがついた商品は、スマホのカメラでかざすだけで商品の情報が登録され、すぐに出品することができ大変便利です。メルカリSHOPSではこの機能を使うことはできません。

2.匿名取引

特に個人事業主・法人とわず、特定商取引法に基づき出品者の情報は開示されることが大きな相違点です。
メルカリは匿名性が担保されていることでトラブルを防いで取引ができる点もメリットとしてありますので、メルカリSHOPSで出店する際は注意しましょう。

出店の流れ

メルカリSHOPSの専用サイトから、利用の申し込みを行います。
所定のフォーマットに入力して送信しましょう。
古物商など特別な免許などが必要な商品を出品する場合には、それに関する内容も入力・提出します。
審査は通常1-2日程度で完了します。誤った情報などが入力されていたり、法律やメルカリの基準に違反している内容でない限り、ほぼほぼ出店審査は通過します。

専用のページからログイン

通常のメルカリとは異なり、専用のページからログインします。
また、申し込みをした本人のID以外に、他のユーザーをショップのアカウントに招待することもできます。
例えば、社長が申し込みをしたが実際に運用するのはスタッフ、というようなケースです。

一括CSV機能も追加

Excelなどを使って所定のフォーマットに商品に関する情報を入力・保存すると、一括で商品を出品できるCSV機能も追加されています。反対に注文が入ったデータをCSVファイルで落とすことも可能です。
しかし2022年10月現在、新規出品はできますが更新や修正は一括では行うことができませんので、用途は限られそうです。

【11/28更新】待望の在庫数更新などもCSVファイルで行えるように機能が追加されました!
これにより、自社サイトや他モールと在庫を同期させることが容易となり、並行出品が一層効率的に行えるようになりました。

売上アップのコツ

実はメルカリSHOPSならではの「売れない」要素があるのはご存じでしょうか?
これに気づかないと全く売れないことも…。

1.掲載は新規順

メルカリ全体にいえることですが、基本的に表示される順番は「新しいもの」が上に出ます。
そのため、一般的なECショップの様に「商品を登録したら後は売れるのを待つ」スタイルでは、出品した商品がメルカリの膨大な新規出品に埋没し、売れないのです。そのため、定期的に商品を取り下げ・新規出品することで、目に付く場所に商品が表示されやすくなり、注文に繋がります。

2.「売り切れ」にならない問題

メルカリSHOPS専用の機能として、カラーやサイズといった選択肢を設定できたり、1回の出品・商品に対して在庫数を複数設定できる点が、逆に「メルカリでは売れない」ポイントになってしまうことがあります。というのも、メルカリの面白い点は「売れた商品に “売り切れ” のラベルがつくこと」で、『自分が欲しい商品が売れてしまうかも』という心理が働き、同じ別の商品の購入につながるという点が、この機能を使うと得られなくなるためです。
例えば、メルカリSHOPSのショップページを開き、商品は登録・出品されているが一つも「売り切れ」になっていないショップと、自分が欲しい商品が過去に出品され「売り切れ」になっている場合とでは、購入者の心理に与える印象は大きくことなることでしょう。なおメルカリSHOPSでは出品停止にすると「売り切れ」表示が付くので、これを利用して「売れている印象」を演出することが可能です。

3.厳しい価格競争

そもそも「メルカリ」の醍醐味ってなんでしょう?
“値下げ交渉” などにも見られるように、「お得に、安く買えること」ではないでしょうか。
個人間のフリマ取引だからこそ、一般的な業者では考えられない利益度外視・相場感覚からズレた金額設定で出品されたものを見つけ、購入することではないでしょうか。
メルカリSHOPSでも同様に「安いこと」が求められます。そのため他モールでは「相場」である価格設定でも、メルカリでは「高い」と見えてしまうことも。メルカリSHOPSへ出品する場合は、手数料が低いことを踏まえて出品価格は他モールよりも低く設定することが重要です。

メルカリSHOPSで売れなかったら

Yahoo!ショッピングもメルカリSHOPS同様に出店利用料0円で利用可能です。
また楽天も月額1.9万円から始められます。

個人的な印象としては、”月額利用料に見合っただけ売れる” のは事実です。
少なくともメルカリSHOPSで売れなかったからといってEC販売を諦めるのは勿体無いと思います。

一方でメルカリSHOPSは操作性が個人向けのメルカリの延長線上にあり、非常に容易であるのも事実です。
Yahoo!ショッピングは2000年代からの操作性を引き継いでいて異常に使いにくいですし、楽天市場もかなり使いやすくなりましたが設定が多岐にわたっており、出店の準備だけで挫ける人も多いです。

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