パッケージリニューアル品の処分方法
小売店さんや卸問屋さんを悩ます原因のひとつに、メーカーによる商品パッケージのリニューアルがあるのではないでしょうか?
製品全体のリニューアル
パッケージは消費者が実際に手を取る際の最終決定要因のひとつです。
商品リリース直後には素材の良さを強調したパッケージを展開したがさっぱり売れず、ユーザーのライフスタイルに合わせて嗜好品としてのイメージを強調、シンプルなデザインにパッケージをリニューアルした結果、SNSなどでシェアされるなど評判となり、大ヒットしたというお菓子の事例もあります。
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このように、中身の商品自体は全く変わっていないのに、パッケージを変更することで売上を伸ばす事例は少なくなく、メーカーもテコ入れを図って積極的に商品パッケージの変更を行ってきます。
しかし、小売店や卸問屋側からすると同一商品・同一価格で旧パッケージと新パッケージを店頭で併売するのは避けたいところです。また、当然のように消費者は新パッケージを先に手にとっていきますので、いつまでも旧パッケージが残ってしまうことになります。同一バーコード/JANの場合、POS上は在庫点数が残り続けるため、本来の販売のチャンスを逃すことにもなるでしょう。
ロゴ変更に伴うパッケージ変更
メーカーのロゴが変わったり、同一商品でも販売元が変わるなど、パッケージ自体は大きく変更されないものでも、細かい変化が加えられるケースも存在します。
近年では大手食品メーカーがライセンス切れで別の商品名に移行したケースもありました。
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こうした商品も、商品自体は変わっていないにも関わらず、メーカーや代理店などの都合で「旧パッケージ」となってしまいます。また、変更直後はメーカー側で大々的なCMなど販促が実施されることも多く、旧パッケージは一層売れる確率が減ってしまいます。
季節イベントによるパッケージ変更
パッケージリニューアルや代理店の変更といったケースでは比較的、新製品や歴史の浅い商品が多いのですが、逆に定番・長寿商品に多いのが、季節に合わせた限定パッケージデザインでしょう。
売れ行きが伸び悩んでいる商品や新商品とは異なり、定番商品や長寿商品は一定のファンが付いているため、大幅なパッケージのリニューアルは実施することはあまりありません。パッケージの変更によって消費者から商品自体を見つけてもらえなくなるリスクが高いからです。
そこで定番商品では季節に合わせた小規模なパッケージの変更が多く見受けられます。
「クリスマス」「ハロウィン」「バレンタインデー」「桜・花見」「夏」「秋」
などなど、様々なイベントや季節に合わせて、わずかなパッケージ変更を実施します。
一方で、これらのパッケージについてはその期間を過ぎると、再び通常パッケージに切り替わることもあり、「売れ残り」感が否めなくなります。
消費者はより鮮度の高い商品を購入しようとしますから、これらの商品は必然的に棚に残っていきます。
いずれの場合でも、店頭や条件変更などで安価で販売するにも現実的には大幅な値引きを行わなければならず、プロパーの商品の利益率と値引率を比べると、特に大量の処分の際は自社内で処分することは、現実的ではありません。
旧製品をスペースを取って大量に大幅値引きして売るより、新製品を高い値段で広告投下時に大量に販売する方がメリットがあるでしょう。
キンブルという選択
キンブルではこうしたパッケージリニューアル品も買取行っております。
店頭や倉庫内でのスピーディーな商品入れ替えは、次の商品の導入のタイミングを最適なものにします。
10トン車チャーターでの引き上げも行っておりますので、スムーズにパッケージリニューアル品の引き上げに対応いたします。
創業71年・愛知県下に大型ディスカウント&リサイクルショップを4店舗構えるキンブルが、在庫商品を好条件で買取致します。
旧パッケージ品の処分にお悩みの法人様、少量から大量まで、お気軽にお問い合わせください。